第1回ドリームキャンプこども食堂 レポート

4月29日(土)いよいよ第1回目のこども食堂の開店日を迎えました。

 

 当初の天気予報ではくもりのち雨の予報で、外遊びが出来ないのでは?という心配もありましたが、こども食堂の開店を祝福するかのように、当日は朝から爽やかな青空が広がりました。途中少し雨もぱらつく時間帯もありましたが、こどもたちは気にする様子もなく遊び、おかげさまで幸先のよい第1回ドリームキャンプこども食堂を無事に終えることが出来ました。

 

 午前9時頃から調理を担当する「乙女の会」のメンバーが集まりはじめ、準備をすすめて下さいました。「乙女の会」とは東日本大震災で被災された女性たちの集まりで、メンバーは7~8名。月に一度ランチ会を開いて楽しくおしゃべりをしています。今回、こども食堂を始めるにあたり、乙女の会の皆さんにボランティアの協力をお願いしたところ、快く引き受けてくれました。この乙女の会の皆さんの後押しがあったからこそ、こども食堂を始めることが出来たのです。この日、参加してくれたメンバーは6名でしたが、こども食堂のチラシや新聞記事を見て、お手伝いに来てくれた方が2名が加わり、合計8名の調理スタッフとなりました。

 

 今日のメニューは、定番のカレーライス、あっさり塩味のサラダの小鉢、デザートのフルーツヨーグルトの3品です。忙しさのあまり、料理の写真を撮り忘れるという失敗をしてしまいましたので、雰囲気をご覧下さい。

 

 キャンプといえばテントということで駐車場にドーム型テントを2張と、タープテントを1張広げて、遊び場を作りました。東京から駆け付けてくれた大江さんと一緒に準備をしました。また仙台から川上牧師が到着し準備に加わって下さいました。

 

 午前11時を過ぎると、続々と子供たちが集まりはじめ、親子での参加もあり、あっと言う間にこども達で一杯になりました。子供たちは思い思いに遊びはじめ、カードゲームやボードゲームをはじめる子供たちや、小さい子たちはシャボン玉を飛ばしたり、チョークで地面に絵を描いたり、テントの中ではボードゲームやおままごとがはじまり、楽しい雰囲気が広がっていました。お母さんたちも、こども達を見守りながらおしゃべりを楽しんでおられました。 

 

 12時になり食事の準備が出来たところで、子供たちを部屋の中へと誘導し、まずは手洗いをして配膳はお母さん達にお願いしました。こども達の分は食べられる量を一人ひとりに聞きながら、ご飯とカレーを分けてもらいました。こどもに食べられる量を確認したおかげで、残すこどもはほとんどいませんでした。そればかりか、みんなお代わりをしてお腹いっぱい食べていたようです。

 

 食後も子供たちは自由にあそび、近所の紫神社の広場で鬼ごっこをしたり、バトミントンで遊んだり、神社の階段の手摺を滑って遊んだりと、終了時間ぎりぎりまで、いっぱい遊びました。小学4年生の女の子たちを中心に、ドリームキャンプこども食堂の旗を作ってもらいました。カラフルで楽しそうな絵が描けました。次回からこの旗を掲げて、子どもたちが集まって来るのを楽しみに待ちたいと思います。

 

第1回目を振り返って

 はじめての取り組みであり、準備不足だった分部も多かったことと思いますが、おかげさまで第1回目のドリームキャンプこども食堂を無事に終えることが出来ました。当日参加して下さいましたこども達やお母さん達、ボランティアでお手伝い下さった乙女の会の方々、心より感謝申し上げます。

 またこども食堂開催に向けて様々なアドバイスを下さいました一般社団法人プレーワーカーズの神林さんをはじめ、当日お手伝いに駆け付けて下さった一般社団法人ひかりプロジェクトと大江さん、北海道東北臨床宗教師会の川上さん、みやぎ心のケアセンターの津島さん、取材に来て下さった気仙沼市社会福祉協議会の菅原さん、その他ご支援下さいました皆さま、この場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。

 多くの方々に支えられ、見守られながらの「ドリームキャンプこども食堂」のスタートとなりました。今後ともご指導ご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

 

 次回は5月27日(土)の予定です。

     よろしくお願いいたします。